2009年11月06日

aya・003 楽園は、あったのか!?

Bookfile aya・004
『東のエデン』
□神山 健治
□メディアファクトリー/2009.09. 本文352p/1,470円 ISBN-10:4840130418

 「あ!? 神山さんが小説書いてるっ!」
店頭で、叫んで(小さい声ですが、もちろん)しまったかもしれない。あ〜、あれだけシナリオ厳しくて、言葉の使いかたに煩い人だ。小説くらい書けるわなぁ。。。
 ずぼらこきました。TVアニメ、全部借りて見る代わりに、小説の方がいいや、って速攻・買い。だって年末アニメで「これの続き」やるんですし。絶対見に行くんだもん!? と某A編集部の月刊誌見ながらリキ入れた私ですし。

 面白かった。先入観なく読み、もちろんストーリーのだいたいは知っていましたが、そうくるか、という物語展開も面白かったし、視点を1人(=ヒロイン=咲)に絞り、そうして世界を見て、構築していくやり方もまっとうに小説。
 ただし映像が目の前に見えてくるような言葉遣い、文章の描き方というのはやっぱり本職の所以でしょうか? 私は好きだけど。テンポもすごくよいし。決め科白があるというのも特徴のような。

 卒業旅行先のNYの公園で突然、裸の青年を助けるところから物語は始まる。お金を使う自由とその能力を与えられ、それで目的を達成できれば◎、達成できなければ死亡。普通の人間が、突然“選ばれた”らどうするだろう? 日常の中で、普通の生活を送りながら。
 そうった意味で、これはやはりSFなのだ。
 ひととひとが線でつながり、次第にそのNo.と正体が明らかになっていく。でもこれは「世界をどうこう」しようというような壮大だったり善悪だったりするシロモノではないらしい。。。というのが読み終わってもまだ続く謎を抱えながらの、読後感であったりもするのだが。
 戻ってこない咲を待つ仲間たちの姿も、2人が過ごすことになった非現実と現実をつなぐ世界観のような気もする。
 アニメ、見たいです(注:結局、観られなかったんです・泣)[綾]

            (2009-11-06→writed up 2010-03-18)
 


posted by alto2009 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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